2014/01/04 RIAは面白い

暫く、RIA(リッチクライアント)に関わっていました。
xpaのモバイルRIAではなくて、uniPaaSのWindows RIAですが。

やってみると、新しい技術を使うので、とても面白いです。
C/SのマイグレーションでRM互換を使って、非常にストレスが溜まっていたので、否応無くイベントで作成できるRIAは一瞬で好きになりました。

C/SのマイグレーションでもRM互換を外してイベントに作り直した方が、断然良いです。
RM互換は、出来ることも制限されるので、エンドユーザにとっても開発者にとってもメリットは無いと思います。
確かに、工数は少し短くなるので費用を抑えることは可能ですが、「夢」が無いという感じです。

これからのマイグレーションは、多少無理をしてでもRM互換を外したい、というのが本音です。
ノンサポートですが、RMコンバータというツールもあるので、ある程度は楽できるかと思います。

しかし、C/Sのアプリケーションをマイグレーション時に、一気にRIAにするのは慎重に考えた方が良いと思います。
C/SとRIA。それぞれ良いところがあります。
実務上のメリット、戦略的な方針、合理的な判断で方向性を定めるべきです。

そして、RIAには「注意すべきこと」があります。
その一つは、開発者の育成です。

昨日までV9PlusでC/S開発をしていた人が、今日からuniPaaSやxpaのRIA開発者になれるのか?と問われれば、即答で「No !」です。
相応の知識が必要です。
最低限、MSJのRIA用トレーニングを受講しないと話になりません。
最近では、オンデマンドのコースもあるので、そのくらいは受けましょう。

では、経験者に作ってもらったサンプルプログラムで独学するのではどうか?
それだけでは不十分です。
RIAに対する基礎知識が無い状態でサンプルを追いかけても徒労に終わるでしょう。

ベストなのは、「よく知っている人に隣に座っておいてもらう」です。
RIAに限らず、C/Sでも同じですが。
実際には、なかなか理想的環境は手に入らないと思いますが、短期間でも効果があるはずです。

そもそも、他言語でRIAの開発者を育成することを考えれば、Magicで育成する方が圧倒的に早いのですから、最低限の努力はしましょう。

さて、タイトルから少し外れた話になりましたが、慣れればRIAは面白いです。
その理由の一つは、多分、Webアプリだから、だと思います。
そして、新しい発見があります。
知識欲が刺激されるので、Magic好きの多くは、RIA好きになるような気がします。

今年は、RIA仲間が増えて欲しいと思いつつ、サイト更新を頑張ります。