Q. Magic Optimizerとは何ですか?

このサイトでも、どこかで記載されていたと思いますが、Magic Optimizerとは何でしょうか?
どのようなときに役立つのか教えてください。

A. Magicプログラムの分析ツールです

Magic Optimizer は、マジックソフトウェア・ジャパン社が販売している分析ツールです。
Magic uniPaaS や、Magic xpa で開発されたプロジェクトを分析してくれます。
少し乱暴ですが、クロスリファレンスとプログラムチェックの超拡張版と考えればイメージしやすいかもしれません。

使うシーンは、色々あります。

例えば、バージョンアップのときも有効です。
V8やV9Plusから、uniPaaSやxpaに移行するときの工数見積で使えます。
オンラインタスクやバッチタスクの本数や、埋め込みSQLの本数も分かります。
OSコマンドが、どのプログラムで使われているかも分かります。
このサイトで見つけられたのも、マイグレーションのページかと思います。
Shift+F10の動作

それから、リッチクライアントギャップ分析も個人的には好みです。
RM互換等、C/SからRIAに変更するときに修正すべき箇所がリストアップされます。
C/Sで使い続けるとしても、RM互換は排除したいので、よく使います。

勿論、純粋に分析目的でも使います。
論理名の検索もできます。
色も検索できるので、透過色を使っているタスクを探すことも可能です。

あとは、プログラムの品質向上のためにも使うと良いでしょう。
これがプログラムチェック(F8)の拡張版のことです。
但し、この目的で使うためには、Magicというツールをある程度理解しておく必要はあります。
いくつかの決められた警告リストが出ますが、必ずしも間違いとは限りません。
自社の開発基準に合わせて評価することが要求されます。
そのため、ある程度の力量が必要ということです。

また、Magic Optimizerは出力機能もあります。
分析(検索)結果を、HTMLやExcelに出力することができます。
テーブルとプログラムの「N : N」のクロスリファレンス出力も可能です。
どのテーブルが、どのプログラムで使われているか?
それは、ReadかWriteか?を一覧できる表です。
勿論、単純なテーブルリストやプログラムリストも出力できます。
Excelに出力されるので、加工も容易です。

その他にも豊富な機能があり、持っておいて損はないツールだと思います。
※時々バージョンアップするので、機能が追加されています。