Q. MaxConcurrentRequestsとMaxConcurrentUsersの違いは?

Magic.iniに、「MaxConcurrentRequests」と「MaxConcurrentUsers」という設定があります。 違いは何ですか?。

A. Enterprise Server用とRichclient Server用です

MaxConcurrentRequestsは、最大同時リクエスト数で、Enterprise Serverのスレッド数のことです。
実際には、Webマージ(HTMLクライアント)で使うことが多いと思います。

例として、次のようなケースを考えてみましょう。
Magic xpaのWebマージアプリケーションが2本あります。
(Magic uniPaaSでも考え方は同じです。)
ライセンスとして、Enterprise Serverのライセンスを15スレッド購入しました。

アプリケーションAで10スレッド、アプリケーションBで5スレッド使うとします。
その場合、次のように指定します。
アプリケーションAのMagic.ini:MaxConcurrentRequests = 10
アプリケーションBのMagic.ini:MaxConcurrentRequests = 5

尚、デフォルトである「0」のままでは、最大ライセンスを取得するという意味になります。
アプリケーションAのMagic.ini:MaxConcurrentRequests = 0
アプリケーションBのMagic.ini:MaxConcurrentRequests = 0
この場合、先に起動した方が購入した全ライセンスである「15」を取得します。
そして、後から起動しようとした方はライセンス不足で起動できません。

次に、MaxConcurrentUsersについて、ですが。
これは、Richclient Serverのユーザ数の指定です。

例として、次のようなケースを考えてみましょう。
Magic xpaのリッチクライアントアプリケーションが2本あります。
(Magic uniPaaSでも考え方は同じです。)
ライセンスとして、Richclient Serverのライセンスを20ユーザ購入しました。

アプリケーションAで15ユーザ、アプリケーションBで5ユーザを使うとします。
その場合、次のように指定します。
アプリケーションAのMagic.ini:MaxConcurrentUsers = 15
アプリケーションBのMagic.ini:MaxConcurrentUsers = 5

やはり、デフォルトである「0」のままでは、最大ライセンスを取得するという意味になります。

Webマージとリッチクライアント(RIA)の違いについては、こちらを参照してください。