Q. V10 と uniPaaSの関係は?

Magic eDeveloper V10 と Magic uniPaaS V1 とは、どのような関係なのでしょうか?
メジャーバージョンアップ(V11のような)でしょうか?
また、互換性は、どうなのでしょうか?

A. uniPaaS V1は、eDeveloper V10のマイナーバージョンアップです。

当然ながら、正確なことはメーカであるMSJにお尋ねください、となるのですが、一言で言うと「マイナーバージョンアップ」のようです。

Magic eDeveloper V10としては、SP4b(PT1)が最新版ですが、uniPaaS V1SP1aは、V10SP5のようなものと考えていただければ良いみたいです。
従って、V11のようなメジャーバージョンアップでは、ありません。
余談ですが、バージョンの数字が「1」に戻ったので、今後は、uniPaaS V1→V2→V3・・・と進むような気がします。

基本的には上位互換なので、単純なV10SP4bのプログラムは、リポジトリ出力/入力なしで、uniPaaS V1でオープンできましたが、正式な方法は、やはり、リポジトリ出力/入力によって、uniPaaS用のプロジェクトを作成することです。
(オンラインヘルプに記載してありました。)
また、実行用のキャビネットファイル(ecf)は、必ずuniPaaSで再作成します。

それから、一度uniPaaSで使い始めたプログラム(Project)を、eDeveloper V10に戻すのは不可のようです。
この辺は、今までのマイナーバージョンアップの扱いと同様だと思います。
例えば、V9PlusSP6bで修正したMCFは、V9PlusSP3cで開くと正しく使えませんでしたが、そのような位置付けということでしょう。

互換性ですが、C/Sであれば、ほぼ問題ないように思いますが、今までの経験から考えて、プログラムの作り方によって多少左右されるように思います。
機能的な互換性だけでなく、バッチの処理速度なども含めて、自己責任での動作確認は必要です。
(どんな場合でもユーザにリリースするときには、動作確認は当然の作業ですから。)

今回の一番大きな変更はリッチクライアント(RIA)機能のようなので、リッチクライアントプログラムは手直しが必要かもしれません。
Readmeにも関数の変更などが掲載されていましたので、注意した方が良さそうです。

尚、Magic eDeveloper V10と、uniPaaS V1とは、同一マシンにインストール可能です。
インストールフォルダもデフォルトで別々になります。
その辺は、微妙に別バージョンという感じがします。
開発版の起動時に表示される「最近使ったプロジェクト」も別々に管理されているようです。

使う側の本音を言うと、少し紛らわしいという感じがしますが、大事件ではありません。

最後に、もう一度、念を押しておきますが、正確なことはメーカであるMSJにお尋ねください。