Q. テーブル特性の位置とは、どういうものですか?

テーブル特性やタスク特性などに、「位置」という用語が出てきますが、これはどういったものなのでしょうか?

A. レコードをユニークに識別するために必要な情報のことです。

テーブル特性データベースを使ったデータ処理を行う際に、「どのレコードを操作するのか」ということをプログラムはDBMSに対して明確にしなければなりません。
同一テーブル内に、何万件、何億件というデータがあったとしても、その中の1件を明確に指定する必要があります。
そうでなければ、正しい読み込み/書き出し、という操作ができませんから。
そのため、レコードをユニークに識別する方法が必要になります。
これを見れば(示せば)絶対に間違わずにレコードを1件特定できる、という情報がMagicでは「位置」という表現になっています。

Oracleでは、自動的に行を識別するための「Row ID」という情報を作成しているので、Magicもデフォルトで、それを使うようにしています。
「Row ID」では長すぎるので、もっと単純に項目1件でレコードがユニーク化できるのであれば、「位置」をユニークインデックスに変更することも可能です。
MS SQL Serverでは、デフォルトでユニークインデックスを指定することになります。