マイグレーション: V7からV10への移行:イントロダクション

これまで、Magicプログラムの移行と言えば、リポジトリ出力/入力でした。
旧バージョンの開発版でリポジトリ出力したファイルを、新バージョンの開発版でリポジトリ入力する、というものです。

しかし、V10では旧バージョンからのリポジトリ入力は認められていません。
専用のコンバータ(移行ユーティリティ)を使います。
これは、V10開発版をインストールすると自動的にWindowsのメニューに追加されます。スタートメニュー

尚、このコンバータを使って移行できるのは、V9PlusSP6a以降でリポジトリ出力したファイルに限られます。
それ以前のもの(V9PlusSP3等)は、一度、V9PlusSP6bに移行してからリポジトリ出力します。

従って、V8をV10にするには、一度V9Plusを経由しなければなりません。
また、V7以前をV10にするには、V8とV9Plsuの両方を経由しなければなりません。
但し、V7以前からV8への移行は、各バージョンを経由しなくても、直接V8へのリポジトリ入力が可能です。

<ここまでのまとめ>
各バージョンからV10への移行ルート。
・V4 → V8 → V9Plus → V10
・V5 → V8 → V9Plus → V10
・V6 → V8 → V9Plus → V10
・V7 → V8 → V9Plus → V10
・V8 → V9Plus → V10
・V9 → V9Plus → V10 (※V9.3等)
・V9Plus → V10

当サイトでは、この後(後日)、V7からV10への移行方法を記載しますが、必ずしもメーカ保障された方法ではありません。
リポジトリ出力したファイルに文字列置換等の操作をしてリポジトリ入力をするので、その時点でメーカ保障からは外れるかもしれません。
やはり、「自己責任」です。

さて、上記のように、V7からV10に移行するには、V8とV9Plusの開発版が必要です。
しかし、それらを持っていなくても、V10の開発版を購入しておけば移行できます。
(勿論、現行バージョンのV7開発版は持っていることが大前提ですが。)
V10の製品CDには、「Magic8」とか「Magic9」というフォルダがあります。
これは、移行のために用意されたV8とV9Plusです。
各フォルダのSetup.exeを起動するとリポジトリ出力/入力をするためのモジュールがインストールされるようです。
(実際は使っていないので詳細は不明。)
当然ながら、移行目的以外での利用は違法です。
(ライセンスに関しての詳細はメーカに確認してください。)