マイグレーション: 開発環境から実行環境への移行

フォルダMagic eDeveloper V10 では、開発したプログラムの持ち方や、実行環境への移し方が従来と少々異なります。

V9Plusまでは、MCF(中身はPervasiveデータ)と呼ばれるファイルに全てのリポジトリ情報が格納されていました。
しかし、V10の開発ではSourceフォルダにxmlファイルが作成される形になりました。
そのため、使うDBMSがOracleやMS_SQLであれば、開発(MCF)のためのPervasiveは不要になりました。

ファイルメニュー次に、開発が一通り終わって、実行環境に移すときの手順について記述しておきます。

1.キャビネット(ecf)の作成
プログラムをV10実行版で動作させるためには、キャビネットファイルの作成が必須です。
xmlファイルのままでは、実行版で動作させることはできません。

開発版のファイルメニューからキャビネット作成を選択します。
キャビネットファイルの拡張子は「ecf」となります。
  eDeveloper cabinet file
ということらしいです。

キャビネット保存キャビネットファイルは、コンパイルというよりも複数のxmlファイルを一つにまとめて圧縮しているイメージに近いという噂です。
これ(ecf)が、実行版で動作させるためのアプリケーションプログラムとなります。

2.ecfを実行環境にコピー
キャビネットファイル(ecf)を実行用サーバなど、実行環境にコピーします。
このとき、色定義ファイル(clr_rnt.jpn)やフォント定義ファイル(fnt_rnt.jpn)等も必要に応じてコピーします。

オープン3.実行版でキャビネットファイルをオープン
V10実行版を起動し、キャビネットファイルをオープンします。
実行版を起動したときに自動的にキャビネットファイルをオープンしたいときには、Magic.iniに設定をします。
「StartApplication」のところに、キャビネットファイル名を指定します。
論理名を使うことも可能です。

ini