関数−タスク関連: タスクの処理を一時休止させる:Delay

タスクの処理を一定時間停止させることができる関数です。
停止させる時間は、0.1秒単位で指定します。

ファイルが送られてきたかを確認するようなバッチタスクの場合、5秒に一度くらいの間隔でループすればよいことがあると思います。
何も仕掛けをしなければ、1秒間に何百回もループしてしまいます。
そうするとCPU使用率も100%近くになり他の処理も遅くなりますから、好ましい状況とは言えません。
そんなときは、Delay関数を使って、タスクのループ間隔をコントロールすると八方円満に処理が進みます。

また、ワークファイルやテキストファイルの作成を確実に待って、次のコマンドに移りたい場合にも有効です。
人間の感覚では0.1秒は一瞬に思えますが、最近のコンピュータにとっての0.1秒は、そこそこ余裕ある時間です。

Delay関数はアクションコマンドを使って、式で指定します。
指定された時間は、そのアクションコマンドで処理が休止になり、指定時間経過後、次のコマンド処理に移行します。
しかし、キーボード入力等、人の手による割り込み処理が発生すると指定時間待ちません。
Escキーを連打されたときは、タスクは終了せず無駄にループしてしまう、というケースもあり得ます。
使い慣れるまで、よくテストをしてタスク終了条件を設定しましょう。

<使い方>
Delay(数値)・・・休止させたい時間を0.1秒単位で指定します。

<例>
Delay(1):0.1秒、休止します。
Delay(10):1秒、休止します。
Delay(600):1分、休止します。