その他: 前レコードからのデータ複写

今回紹介する機能は、かなり前のバージョンから使えたはずです。
そのため、古くからのユーザは知っていて、新しくMagicを始めた開発者は知らないかも?
と思いまして、ご案内します。

Magicでは、「Ctrl + D」を押すと、前レコードからデータを複写することができます。
編集メニュー

APGで作成した一覧表形式の画面を修正モードにして試してみましょう。
こんな感じです。
複写1


F4を押して、新規レコード行を追加しました。
CDはユニークキーなので手入力して、名称欄に移動したところです。
ここで、「Ctrl + D」を押します。
複写2

直前の行(CD=1)から名称の値を複写して、自動的に次の項目に移動しました。
同様に、他の項目に対しても「Ctrl + D」を押して、次々に複写と移動を繰り返してみます。
複写3

全ての項目が複写されました。
この機能は、登録モードのときのみ有効です。
一度、行移動して戻ってくると修正モードとして動作しますが、そのときは「Ctrl + D」は効きません。

また、この機能は「直前の行の値」を複写してきます。
実は、このサンプルデータは、元々複数レコード存在していました。
もう少し、画面コピーの行数を増やしてみます。
複写4

図の例では、「CD=3」の行の下に新規レコードを追加しました。
ユニークキーであるCD欄は手入力して、以降を「Ctrl + D」を押して複写します。
複写5

最終行ではなく、直前の行から複写していることが分かります。
簡単な操作なので、手元で試してみてください。
知っておくと、テストデータを作るときにも役立つと思います。