フォーム: フォーム特性の寸法単位

寸法単位フォーム特性には、寸法単位という設定欄があります。
選択肢は、次の3つです。
・ダイアログ(文字)
・センチメートル
・インチ

ここで選択したものが、幅や高さ等の単位となります。
例えば、印刷プログラムの寸法単位がセンチメートルで、幅20であれば、20cmということになります。
同様に、寸法単位がインチで15ならば、15インチです。

寸法例それでは、ダイアログの場合は、どのように考えるのでしょうか。
例えば、寸法単位がダイアログで、幅が100の場合は、100文字(桁)分の幅という意味です。
また、同様に高さが30ということは、30行分の高さという意味です。

フォント次に、寸法単位がダイアログのときの、1文字分や1行分の基準となる文字の大きさは何で決まるのでしょうか。
これが、フォームのフォントに関係してきます。
ここに設定されたフォントサイズが寸法単位の基準文字となります。
Magic uniPaaS では、デフォルトの文字サイズは「MSゴシックの9ポイント」ですから、上述の例のように、幅が100で、高さが30のフォームは、9ポイント文字が横に(半角で)100個、縦に30行分入る大きさとなります。

注意しておかなければならないのは、「9ポイントの文字」は絶対的なサイズではなく、環境によって変化してしまうサイズであるということです。
OSによって、縦何ドット、横何ドットの取り方が微妙に異なる場合があります。
もっと分かりやすい例では、Windowsの画面プロパティで、フォントサイズを「大きいフォント」等に変更すると、プログラムのフォームも大きくなってしまうということです。
Windows画面設定

多く場合、オンラインタスクは、それで良いと思いますが、標準フォントでギリギリのフォームを作成すると、大きいフォントのときに画面が表示しきれない、ということがあります。

しかし、もっと注意が必要なのは、GUIの帳票プログラムです。
GUI印刷用フォームの寸法単位を「ダイアログ(文字)」にすると、環境によっては、印刷用紙に入らない部分が出てくる可能性があります。
基本的には、GUI印刷フォームでは、センチメートルやインチを使っておくのが無難だと思います。

テキスト形式印刷の場合は、選択肢がなく、固定で「ダイアログ(文字)」となりますが、これはフォントサイズも関係ありませんので、画面環境によるバラツキはありません。
但し、プリンタドライバによるバラツキは可能性があります。しかし、これは別の問題です。