その他: MFFとは?

Magic eDeveloper V9Plusでは、従来のMCFでの実行だけでなく、MFFで実行するということも可能になりました。
MFF形式というのは、Magic流のコンパイルと考えることができます。
MCFはPervasiveのファイルなので、使うためにはPervasiveエンジンが必要になります。
しかし、MFFはPervasiveに依存しない、Magic独自のファイル構造となり、Magicの実行版が直接読み取ることができるものです。
実行速度は、MCFよりもMFFの方が多少高速になることが期待できますが、体感速度にほとんど差はないと思った方が良いでしょう。
総合的にはMFFでの実行が推奨です。

但し、使うときにいくつか注意があります。

まず、MFFは開発版(mggenw.exe)では開くことができません。実行版(mgrntw.exe)でのみ使用可能です。

それから、MFFは実行専用なので、アプリケーションに対するロックが掛かりません。
二重起動防止は別途考慮する必要があります。

もう一つ、Magic.iniのアプリケーション特性に設定が必要です。
設定については、MFFでの実行を参照してください。

MFFメニュー次にMFF形式への変換方法ですが、これは簡単です。
開発が完了したら、開発時のファイルメニューから「MFF形式で保存」を選びます。

ファイル名あとは、ファイル名を入力すれば出来上がりです。

参考までに、MCFは「Magic Control File」の略で、MFFは「Magic Flat File」の略です。

また、V10では、開発は「プロジェクト(edp = eDeveloper Development Project)」、実行は「キャビネット(ecf = eDeveloper Cabinet File)」です。