処理フロー: オンラインタスクのフロー設定欄

オンラインタスクのレコードメインのコマンドには「フロー」という設定があります。
(条件欄の左にある設定です。)
タスク前/後処理や、レコード前/後処理にはありません。
V9Plusでは、コントロールレベルやハンドラにもフロー設定がありますが、ここではよく使われるレコードメインについて話を進めることにします。

フロー欄の設定は、左右、2箇所に分かれています。
左がフローモード、右が方向、の設定です。

各々次のような意味があります。

<フローモード(左側の設定)>

S=通常 ステップモードとも呼ばれます。
次項目、前項目アクションによってカーソルが移動するときにコマンドが実行されます。
標準のキーボードでは、Tab(次項目)、Shift+Tab(前項目)です。
F=高速 ファーストモードとも呼ばれます。
ステップモード以外のカーソル動きは、全てこのモードになります。
代表的な動作はマウスで項目をクリックしたときです。
項目1〜項目10に順にカーソルがパークする場合、
項目1にカーソルがある状態から項目5をマウスでクリックしたとき、
項目2,3,4は高速モードで通過することになります。
その間にあるコマンドは、ステップモードなら実行されません。
高速、または両用モードのコマンドは実行されます。
C=両用 「S=通常」でも「F=高速」でも、どちらでも実行されるという設定です。
言い換えると、「S(通常) or F(高速) 」です。
B=前置 上述のようなカーソルの動作ではなく、ズームアクションによってコマンドが実行されます。
一覧選択プログラムを呼び出すコールコマンドの設定でよく使われます。
ズームする項目の前に実行したいコマンドを置いてあるときの設定で、
コマンド実行後は元(ズーム実行時)の項目にカーソルが戻ります。
A=後置 「B=前置」と同じく、ズームアクションによってコマンドが実行されます。
違うのは、ズームする項目と実行したいコマンド(コール等)の位置関係です。
ズームする項目の後に実行したいコマンドを置く設定で、
コマンド実行後は次の項目にカーソルが移動します。


<方向(右側の設定)>

F=前方 順方向とも呼びます。
レコードメインの上から下にカーソルが移動するときにコマンドが実行されます。
B=後方 逆方向とも呼びます。
レコードメインの下から上にカーソルが移動するときにコマンドが実行されます。
C=両方向 「F=前方」でも「B=後方」でも、どちらでも実行されるという設定です。