コマンドを学ぼう: 項目更新(計:I=加算)

数値項目の加(減)算処理に使います。
項目更新コマンドには、「計:」という欄があります。
ここでは、「I=加算」方式(特殊設定)のコマンドについて記述します。
これは、「この項目に式の差分値を加算する」という使い方になります。

コマンド 項目更新
項目 「???」の部分。ズームして、どの項目を更新したいのかを選択します。数値型の項目になります。
通常は数値型の項目です。その項目の差分値を加算します。
稀に、固定数値の場合もあります。
I=加算
中止パラメータと呼ばれています。
この設定が「No」となっている場合、更新を取り消すことができなくなります。
オンラインタスクだとレコード後処理を通る条件になります。
取消アクション(F2)が効かないことがあるを参照してください。
デフォルトは「Yes」となっていて、取消アクションが有効です。
フロー ズームアクションでコールするときに、よく設定します。
オンラインタスクのフロー設定欄を参照してください。
条件 コマンドが起動される条件を設定します。
ここで設定される条件の戻り値は「True」か「False」です。

<例>
・式の値が数値項目の場合。
更新1

更新2この図の例では、項目A(合計金額)に項目Bの差分値を加算するという意味になります。
親タスクにあるヘッダの合計項目に子タスクの明細金額を加算するような場合です。
このとき、式の値「B」は、次のような内部計算がされています。
「更新前の項目A+(現時点の項目B−レコード開始時の項目B)」

 

・式の値が固定数値の場合。
更新3

更新4この図の例では、式の値は固定値の「1」なので差分値は発生しません。
実行時のモードによって、項目A(明細行数)に次のような計算がされます。
登録モード:項目A+1
修正モード:項目A
削除モード:項目A−1