型と書式を知っておこう: 意外と知らない文字

数値と並んで、よく使われる型です。

A:オートスキップ 入力時、桁数分の入力が終わると自動的に次の項目に移動してくれる。
#:数値入力 文字型なのに数値と演算記号(+-*/)しか入力できなくなる。
代表的なのは、郵便番号とか電話番号など。
郵便番号の書式:「#3-#4」、電話番号の書式:「#13」という感じ。
「#3」という書き方は、数値入力が3桁分続いているという意味。
U:大文字 アルファベットを入力すると大文字に変換される。
「U3」という書式に「abc」と入力すると「ABC」となる。
勿論、「ABC」は「ABC」のまま。
L:小文字 アルファベットを入力すると小文字に変換される。Uの逆。
「L3」という書式に「ABC」と入力すると「abc」となる。
勿論、「abc」は「abc」のまま。
K:日本語制御 便利なのだが隠し記号らしいので、いつ廃止されるか分からない。
そういう意味では多用しない方が良いのかも。
日本語入力モードを制御してくれる。
「10K0」=10桁の文字項目で日本語入力オフ(強制的のオフにしてくれる)。
「10K1」=10桁の文字項目で「ローマ字入力ひらがな」モードになる。
「10K5」=10桁の文字項目で「ローマ字入力半角カタカナ」モードになる。
特に「K0」が魅力的で、電話番号とかは「#13K0」としておくと間違いがなくて良い。

以下は、V8ではAS/400版のみ使えていた記号でしたが、V9PlusではWindowsでも使える便利なものです。
但し、V9PlusのMagic.iniで次のように設定してしまうと使えなくなります。
デフォルトでは、この設定は無効になっていますが、V8との互換性を上げるために有効にすることもあります。
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[dbMAGIC_ENV]
As400Set=N
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では、ご説明しましょう。

S:半角のみ 半角文字のみ入力できる。
「S10」のように設定する。
J:全角のみ 全角文字のみ入力できる。
「J10」のように設定する。

T:どちらか一方
半角か全角か、どちらか一方しか入力できない。
一つのフィールドに半角/全角の混在は許さない。
「T10」のように設定する。