型と書式を知っておこう: 数値

書式は知っておくと大変便利なものです。
書式の基本は、桁数を数値で表すことですが、入力や表示を補助する記号がいくつかあります。
それらを知っておくと、面倒なプログラミングをせずに済むこともあるのです。
では、まず数値型の書式を。

A:オートスキップ 入力時、桁数分の入力が終わると自動的に次の項目に移動してくれる。
N:負数入力あり 負数の入力/表示が可能となる。
C:3桁区切り 3桁ごとにカンマを表示する。金額や数量などの項目で、よく使われる。
L:左詰め 数値項目は通常右詰めで表示されるが、文字項目のように左詰めにしたいときに使う。
「5L」の書式に「10」という値が入っていたすると、通常は「□□□10」だが左詰めなら「10□□□ 」となる(□は空白)。
P:余白埋め 指定された桁に満たない部分は、通常空白(スペース)表示になるが、それを別な文字で埋めたい場合に使う。
代表的なものは0(ゼロ)埋め。「P0」というように埋めたい文字をPの右に並べて書く。
「5P0」の書式に「123」という値が入っていたすると、「00123」と表示される。
Z:ゼロ値表示 数値型の初期値は0(ゼロ)だが、そのときに何も表示させたくないときなどに使う。
「5Z」の書式の値が「0」のときは「 」となる。

書式記号は、必ず大文字にします。
小文字では認識されません。
このルールは数値型に限らず、他の型でも同様です。

正しい例:5P0,5Z,N5CZ
間違った例:5p0,5z,n5cz