INIや設定: シークレット名

Oracleを使う場合、Oracleに接続するためのユーザ名やパスワードは、Magic.iniに記述されます。
論理名を使うこともできますが、論理名自体もMagic.iniに記述されますから、
結局はテキストファイルとして参照可能になってしまいます。
それでも構わないというケースも多いでしょうが、やはり隠せるものなら隠したいという要望もあるでしょう。

その場合、シークレット名を使うのがお勧めです。
シークレット名は、SUPERVISOR(またはSUPERVISORグループ)しか使うことが許可されていません。
そのため、SUPERVISORのパスワードを限られたユーザにしか知らせなければ、
その他のユーザは参照もできませんから、セキュリティレベルが上がることになります。
勿論、シークレット名の保存場所はMagic.iniではありません。
セキュリティファイルにて暗号化されて保存されます。

以下、使い方です。
ログオンまず、「SUPERVISOR」でMagicにログオンします。
(事前にSUPERVISORのパスワードは設定おきましょう。)

設定メニュー設定/シークレット名を選択します。

 

シークレット名論理名と同じ要領で、シークレット名を設定します。

データベース特性データベース特性で、やはり論理名と同じ要領で設定します。

これによって、Magic.iniには、%ORAUSER%や%ORAPASS%という文字が入ることになりますが、 それが、実際には何に変換されるのかは解読できません。
シークレット名を参照できるユーザ(= SUPERVISOR)だけが実行名を知ることになります。