INIや設定: INIの中身を消さないために「ReadOnlyIni = Y」

Magic.iniというファイルは、Magicエンジンが終了するたびに書き込まれます。
そのため、異常終了したときなど、稀にMagic.iniの中身が消えてしまうことがあります。
きれいに全部消えることもあれば、途中から消えているという場合もあります。
それを防ぐためには、次のフラグが有効です。
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[MAGIC_ENV]
ReadOnlyIni = Y
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これは、一番上のセクションである[MAGIC_ENV]で指定します。
下の方にある[dbMAGIC_ENV]ではありません。

但し、このフラグは隠しフラグらしく、正式サポート対象ではないのかもしれません。
ということは、何かのバージョンアップのときに無効化される可能性もゼロでは無いということです。
その辺のところは、注意しておいてください。

また、このフラグを使ってしまうと、Magic起動後の各種設定が無効になります。
新規アプリケーション登録とか、動作環境の設定とか、のことです。
これは、開発者にとって、けっこう不便です。
ですから、開発用のINIには使わず、実行用のINIだけに使った方が良いでしょう。

ついでに、もう一点。
INIファイルを消したくなければ、OSレベルで読み取り専用属性を付けたらどうだろう?
ということも考えたくなると思います。
でも、これはやめた方が良さそうです。
Magicエンジンが終了するたびに、ゴミファイルのような別名のINIファイルが増えてしまいます。
少し(数KB)ずつハードディスクを食いつぶすという以外の実害はありませんが、見た目が汚いです。